産業保健とは何か 2020.04.26 会社は人・物・金・情報によって成り立っています。働く人が企業の成長にとって大きな影響を与えています。それぞれの部署で働く人材がそれぞれの持つ能力を十分発揮するためには、心身の健康が基盤となっています。従業員の健康状態は企業の基盤として最も重要な要素であるといっても過言ではありません。こうした働く人たちの健康に関連した企業の取り組みを産業保健と呼びます。企業が産業保健に取り組む意義には、リスクマネジメントの視点と生産性の向上の視点があります。リスクマネジメントとしては、法令違反や安全配慮義務違反といったコンプライアンスの側面と、従業員の健康が起因する事故の防止という側面があります。生産性向上としては、優秀な人が病気で休職したり、能率が低下するなど従業員の健康状態という側面と、働きやすい職場環境を形成する側面があります。社会の変化に伴い、生産活動の内容も変化し、そこで働く人々の労働環境や生活環境も変化します。そのため、産業保健活動のテーマも同時に変化していきます。そして現在、時代の変化とともに最大のテーマがメンタルヘルス対策となっています。 Tweet Share Hatena Pocket RSS feedly Pin it 人事部と産業医との連携について 産業医、産業保健スタッフとは